ゴルフが原因の右股関節痛の症例-埼玉県さいたま市西区|彩玉鍼灸院

ゴルフが原因の右股関節痛の症例-埼玉県さいたま市西区|彩玉鍼灸院

過度のゴルフが原因で、右の股関節に痛みを発症した方の症例です。
ゴルフは股関節に過度のストレスを与えるスポーツです。
当院では関連する筋肉にしっかりと鍼をしていきます。

右の股関節が痛い 50代 男性

症状・・・

右の膝を上げたり、屈伸、腰を捻じったりすると右の股関節周囲が痛む。

 

原因は自分でもわかっていて、おそらく「ゴルフ」のしすぎだと思う。

 

ゴルフは打ちっぱなしも含めると週に8回は行っている。

 

症状としては、数か月前から痛みがあったが徐々に悪化している。

 

一応、病院で股関節のMRIを撮ったが、骨や靭帯には異常は無かった。

 

近くの接骨院で電気を受けていたがあまり回復せず、整体も時々受けていたがその場では多少楽になるがすぐに痛みが戻ってしまう。

 

今回、知り合いが当院に通っていて、その方の紹介で来院。

 

因みに「鍼治療」は経験が無いとのこと。

 

 

身体診察・・・

股関節の痛みは主に階段、腰を捻る等の動作によって痛みが発症する。

 

安静にしていると痛みは無い。

 

臀部の触診をするると、主に「中殿筋」「小殿筋」等の股関節周囲の筋肉に異常な硬さがある。

 

股関節以外にも腰周囲を触診すると、「腰方形筋」「腹横筋」等の外側側の筋肉に緊張を認めた。

 

 

考えられる疾患名・・・

MRIで骨、靭帯の損傷は無しと診断されている。

 

股関節、臀部、腰部で主に身体を捻じる筋肉に過度の緊張を認めた。

 

趣味でゴルフをしている。

 

このことから、ゴルフが原因の「筋性の股関節痛」と推察できる。

 

 

治療方針・経過・・・

  • 右股関節周囲の原因筋をしっかりと鍼で緩める。
  • 股関節以外にも腰、腹部の原因筋も鍼でアプローチして緩める。
  • 治療は週に二回のペースで行う。
  • 鍼は深部の部分には「中国針」を使用して深部にアプローチする。
  • 鍼からは低周波のパルスを流す。
  • 股関節周囲に温灸器を行って筋肉の血流を改善する。

 

第一回・・・

うつ伏せで、腰(腰方形筋、多裂筋、脊柱起立筋)等に鍼治療。

 

右上の側臥位で、外腹斜筋、小殿筋、中殿筋、大殿筋等に鍼治療。

 

股関節周囲に温灸器を行う。

 

第二回・・・

前回の施術でだいぶ痛みが良くなった。

 

痛み指数10→5。

 

施術は前回同様に行う。

 

第三回・・・

かなり痛みが楽になる。

 

階段も痛みが起きなくなった。

 

痛み指数5→2。

 

施術は前回同様。

 

第四回・・・

痛みはほとんど無い。

 

普通に生活できて嬉しい。

 

施術は前回同様。

 

  • 次回は一週間後に来院してもらう。
  • 中止していたゴルフは普通に行ってもらい、次回に経過症状を伺うことにした。

 

第五回・・・

ゴルフを二回行ったが、多少筋肉に張りは残るが痛みは発症していない。

 

施術は前回同様に行った。

  • 調子が良いので、次回からは予防も兼ねて定期的(2、3週に一回)に来院するようにアドバイスした。
  • 本人も「鍼」とは相性が良いと思っており「定期的に通います」とおっしゃっていただいた。

 

 

考察・・・

今回のケースは、ゴルフによる股関節周囲の筋肉が原因の痛みだと思います。

 

ゴルフをする人は、肘、腰、股関節、膝等に痛みを引き起こしやすく、今回のケースは主に股関節に痛みを感じたようです。

 

まず「ゴルフ」というスポーツは過度に腰を捻じる動作です。

 

また身体の決まった部分のみに過度の力が入りやすく、個人差はありますが肘、股関節、膝等の関節周囲に負担がかかりやすいと思います。

 

尚、ゴルフが原因で痛みを発症する場合、初期のほとんどは「筋肉」が原因になります。

 

今回のケースでは、主に「腰方形筋」「腹横筋」「中殿筋」「小殿筋」が硬く、過緊張を引き起こしていました。
腰方形筋
腹横筋
小殿筋

 

しかし悪化すると「靭帯」を痛めることもあって、この状態になると簡単には治りません。

 

ですので早期に治したい場合は、筋肉が痛みを引き起こしている段階で何らかの施術が必要になります。

 

因みに当院では「鍼治療」がおもな施術方法になります。

 

ゴルフで痛める筋肉は、そのほとんどが深い部分の筋肉だったり、比較的大きな(力が強い)筋肉です。

 

なので使用する鍼も、比較的長く・太めの鍼を使うことが多いです。

 

痛み、張りを引き起こしている筋肉に鍼でしっかりとアプローチをすれば短期で痛みの緩和ができると思います。

 

ただゴルフをされる方は、痛みが少しでも良くなるとすぐにゴルフを再開してしまいます。

 

まあ仕方がないと思っているので、これから先も長くゴルフをしたいのであれば、しっかりと定期的に施術は行うようにしましょう。

 

また痛みが激しい時は無理せず休むことも重要ですよ。


 

疾患症例集について・・・

臨床経験のなかで、特に印象が強かった症例をできる限り分かりやすく掲載しています。

 

これをご覧になって、ご自分の症状と似ている部分があれば施術方針の参考にしてください。