
50代の頃から目の疲れがあった。
眼科では「眼精疲労」と診断はされている。
本を読むのが趣味なので多少は目が疲れても月に数冊は読んでいた。
しかし、70代になって徐々に目の疲れが悪化。
細かい文字を読むのが大変になってきた。
また目の疲れ以外にも、「目のかすみ」が酷くなったり、首~肩のこりも激しくなってきた。
更には「身体全体が非常に疲れる」ようになってしまい、何をするにも億劫になっている。
鍼治療は若いころに受けたことがあったが、そこの鍼灸院の先生が年で廃業されてしまったので、子供がホームページで当院を見つけて良さそうだったので母親を連れて来院された。
とにかく細かい文字がよく見えない。
かすんで見えてしまい好きな本が読めなくなっている状態。
首~肩のこりは若いころからあったが、ここ最近は特に酷くて辛くなっている。
身体の怠さは病院で血液検査までしたが、これといった原因は見つからなかった。
首肩、背部を触診すると、異常に硬くなっている。
また目の周り(特に側頭筋)も硬さが酷い。
特に酷いのは「後頚部」の筋肉で圧をかけて触診すると深部のこりがかなり酷くなっている状態。
目の疲れが著名。
目がかすんで見える、首肩こりが酷い、自律神経疾患を併発している。
これらを踏まえると「眼精疲労」が推察される。
仰向けで、足、手、目の周りに鍼治療。
うつ伏せで、首、肩、背部に鍼治療。
首~肩に温熱マッサージ。
前回の施術後、目がとてもすっきりした。
首のこりもだいぶ楽になった。
施術は前回同様。
目がとても楽になっていて、細かい文字も見えるようになっている。
身体全体も軽くなってきた。
施術は前回同様。
目はよく見える、本も問題なく読めるようになっている。
首、肩もすっきりして楽である。
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「眼精疲労」はただの目の疲れ「眼疲労」と違い、目の病気です。
つまり目の疲れであれば、目を休ませれば回復しますが眼精疲労は休んでも良くなりません。
何らかの治療が必要となります。
現代は特にパソコン、スマホ等目を酷使することが多いので、40代から眼精疲労を患う方が増えているようです。
今回のケースは70代の方ですが、前から眼精疲労の兆候はあったと思います。
眼精疲労の厄介なところは、目の症状以外にも様々な症状を併発することです。
今回の方は、目以外にも重度の首のこりあり、それに加えて自律神経の症状も出ていました。
当院では眼精疲労の方に関しては、特に首(後頚部筋)を緩めることを重要視しています。
目の神経(視神経)は、直接首と繋がっている訳ではないのですが、首深部の筋肉をしっかりと緩めることによって卵円孔を通じて間接的に目の神経にアプローチして視神経の圧迫を取っていきます。
視神経の圧迫が改善されると、目の視界がくっきりとしてきます。
要するに目のかすみが改善して、個人差はありますが視界がクリアになる訳です。
鍼は深部の筋肉にアプローチが可能なので、当院では後頚筋にはほとんどにおいてそれなりの長さがある鍼でアプローチするようにしています。
後頚部の深部の筋肉がしっかりと緩めば眼精疲労以外にも、緊張性頭痛をはじめ様々な症状に効果が期待できます。
疾患症例集について・・・
臨床経験のなかで、特に印象が強かった症例をできる限り分かりやすく掲載しています。
これをご覧になって、ご自分の症状と似ている部分があれば施術方針の参考にしてください。
尚、ご自身の抱えている症状が当院の施術で改善するのか、詳しく知りたい場合は遠慮なくご相談ください。