当院は「鍼灸専門」の施術院です。
つまり、鍼と灸をいう道具を使って様々な症状に対応している所となります。
なかでも当院では、「鍼」を主力に施術を行っています。
要するに当院に来院される患者さんは100%、鍼を使用して施術を行っているわけです。
そして実際に使用している「鍼」ですが、様々な種類があります。
実際に数えたわけではありませんが、すべての鍼の種類を合計すると数十種類にもなると思われます。
その鍼ですが、「日本鍼」と「中国鍼」に分けることができます。
日本鍼とは読んで字のごとく「日本で作られた鍼」のことで、中国鍼は「中国で作られた鍼」のことです。
じつは日本鍼と中国鍼は、国の違い以外にも大きく異なる点があります。
日本鍼と中国鍼との違いについて、一般的に説明されるのが「太さ・長さ」です。
※左2本が日本鍼、右2本が中国鍼・・・
一般的に日本の鍼は、細くて、短い作りになっています。
それとは対照的に中国の鍼は、太くて長い作りになっています。
だたし最近では鍼の種類によっては日本の鍼でも太くて長い種類がありますし、中国の鍼でも細くて短い種類もあるので一概には言えません。
ただし相当太くて、長い鍼に関しては中国鍼(もしくは韓国の鍼)しか存在しません。
ですので中国鍼の特徴としては、太い・長いといった特徴になると思います。
では実際に中国鍼はどのような場合に使用されるのでしょうか。
これに関しては鍼灸院によって違ってきます。
まず「中医学」を専門に鍼灸治療を行っている鍼灸院では、ほとんどが中国鍼を使用して施術を行っています。
ただ、中医学をベースに施術を行っている鍼灸院でも、日本人の体質に合わせて日本鍼で対応している所もあるようですが。
その他には、患者さんの症状によって中国鍼を使用している鍼灸院もあります。
因みに当院でも、患者さんの症状・体質によって中国鍼を使用しています。
基本的には、「頑固な筋肉のこり」「頑固な痛み」「頑固なしびれ」等、要するに「頑固な症状」に対して中国鍼を使用することが多いです。
その理由として、上記に挙げた頑固な症状に関しては、病巣が深部にあることがほとんどだからです。
つまり深部に病巣がある場合、物理的に深部に届いて尚且つそれなりの刺激を与えられるのは、日本鍼よりも中国鍼の方が優れていると推察されるからです。
もちろんすべての頑固な疾患がこのような状態になっているわけではないので一概には言えないのですが、当院では中国鍼の使用率は高くなります。
ただし中国鍼は日本鍼に比べるとどうしても「刺激」が強くなるので、個人的にはすべての患者さんに適しているわけでは無いと思っています。
ですので当院では頑固な症状があっても、鍼に対して恐怖心がある人、鍼がはじめての人、弱い刺激で十分な効果がありそうな場合は、中国鍼は使用せず日本鍼で対応しています。
その一方で当院には「中国鍼を打ってください」といって来院される方達が相当数いらっしゃいます。
これは当院がホームページ等で「中国鍼を使用している」と掲載しているからです。
実は中国鍼をしっかりと使用して施術している鍼灸院は数が少ないようです。
ですので中国鍼での施術を希望される方達は、ネット等で「中国鍼」で検索されているようです。
このような方達は、初診時の問診で「中国鍼を打ってください」とはっきりとおっしゃいます。
ですので当院もこのような患者さんには初診時からしっかりと中国鍼を使用して施術を行うようにしています。
そしてこのような方達は、ほとんどが中国鍼の経験者です。
要するに中国鍼をしっかりと使用すると、自分の症状が楽になることがわかっているのです。
中国鍼は、鍼の種類にもよりますが日本の鍼と比べると刺激が強いです。
刺激が強いということは、それだけ体に対しての反応も強く出るということです。
ですので刺激に対してとても敏感な人に中国鍼をいきなり使用してしまうとかえって反応が強くですぎてしまうケースがあります。
そのようなことから当院では、頑固な症状であってもいきなり中国鍼を使用することは滅多にありません。
ほとんどの方は最初は刺激の優しい日本鍼を使用します。
そして日本鍼で症状が楽になるようであれば、そのまま日本鍼しか使用しません。
ですので中国鍼を希望される方は、初診時の段階で「中国鍼で施術してください」とおっしゃってください。
言っていただければこちらも了解して中国鍼をしっかしと使用していきます。
因みに中国鍼を使用してる鍼灸院でも、鍼の本数、長さ、太さが違います。
数本の中国鍼で対処している鍼灸院もあれば、数十本、数百本の中国鍼を使用する鍼灸院もあります。
当院では30本~40本程の中国鍼を使用することが多いです。
また鍼から低周波のパルスを流すことがほとんどです。
中国鍼を希望される方達は、その辺りをじっくりと吟味してなるべく自分に合った鍼灸院を選んでくださいね。
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