数年前から、背中の張りが酷い。
特に疲れが溜まると、背中が酷く張ってしまい辛くなる。
原因は自分でもわかっていて、仕事のストレスが多く、家庭でのストレスもそれなりに多い生活をしている。
元々、心配性、神経質なタイプで、嫌なことがあるとずっと引きずってしまう。
なので睡眠も浅いことが多く、眠りが浅いと背中の張りも辛い。
症状があまりにも辛いときは、マッサージに通っているが、直後は楽になるがすぐに戻ってしまう。
ここ最近、仕事でストレスが溜まることが多く、背中の張りも酷くなっている状態。
張りが酷くなると痛みに変わり、かなりのストレスになっている。
何か良い方法はないかとネットで調べると、鍼治療に興味がでる。
なので鍼灸院を主に検索すると、当院のホームページを見つけた。
内容を確認すると、「筋肉にしっかりと鍼をする」と載っていたので試しに来院された。
背中の張り、痛みは主にストレスが溜まると発症する。
張り感を発症すると、どんな体制をとっても辛い状態である。
背中の張りを発症すると、気分的にはイライラすることが多くなる。
触診すると、首の緊張、背中の緊張が酷い状態。
脈診すると「数脈」「緊脈」である。
ストレスが溜まる(緊張)すると症状を発症しているので。
ストレス(交感神経過緊張)からの背部筋の過緊張が推察される。
この場合はっきりした疾患名は無く、どちらかと言えば症状名になる。
仰臥位で、頭、手、足等の自律神経のポイントに鍼治療。
伏臥位で、首、肩、背中、腰の筋肉に鍼治療。
背中の筋肉に温灸器をあてる。
前回施術後、二日程は体全体が軽かった。
施術は前回同様。
前回施術後、背中の張りはかなり落ち着いていた。
体全体も楽になっている。
施術は前回同様。
背中の張りはだいぶ楽になっている。
睡眠も深くとれるようになっている。
施術は前回同様。
背中は楽になっている。
体もとても軽く、重荷が取れたようだ。
施術は前回同様。
「ストレスが溜まると背中が張る」という方は多いです。
そもそもストレスが溜まるとどうして背中が張ってくるのでしょうか。
それは自律神経が深く関係します。
自律神経は全身に分布しているのですが。
自律神経の「交感神経」は、主に背中に多く分布しています。
交感神経はストレス等で興奮したときに動く神経です。
なので普段ストレスが多い人は、「交感神経を長時間興奮させている状態」と言えます。
この状態が長い期間続くと、交感神経が密集している背中の筋肉が過緊張を引き起こしてしまうのです。
また背中が過緊張を引き起こすことによって、人によっては「背中が痛い」「胃の調子が悪い」「眠りが浅い」といった症状に苦しむ場合もあります。
このような状態になった場合、自分で対処するのは難しくなります。
ただ、この症状は器質的な疾患ではなく機能性の疾患なので、確固たる治療法があるわけではありません。
なので対処療法が主になります。
マッサージ、整体、鍼灸等、興味のある施術法を実際に受けてみて、自分に合うものを選択すれば良いと思います。
因みに当院では、このような症状の方に対して鍼でしっかりと緊張している筋肉にアプローチするようにしています。
この場合は、緊張している背中が主になりますね。
そもそも背中の筋肉は何枚もの筋肉が重なっています。
要するに「厚い筋肉」なのです。
なのでその筋肉をしっかりと緩めようと思ったら、筋肉の深部にまでしっかりとアプローチできる鍼治療が有効だと思っています。
鍼でしっかりと背中の筋肉の深部にまでアプローチできれば楽になると思います。
また背中以外にも、首、肩、腰の筋肉を緩めたり、自律神経のポイントにも鍼をすることによって、体全体が楽になると思います。
疾患症例集について・・・
臨床経験のなかで、特に印象が強かった症例をできる限り分かりやすく掲載しています。
これをご覧になって、ご自分の症状と似ている部分があれば施術方針の参考にしてください。
尚、ご自身の抱えている症状が当院の施術で改善するのか、詳しく知りたい場合は遠慮なくご相談ください。