当院のような「鍼灸専門」に来院される人のほとんどは、整形外科、整体等で施術を受けたけどあまり改善せず、最終的に「鍼灸治療」といったパターンが多いようです。
ですので当院に来院される人のほとんどは、比較的症状が重い場合が多いようです。
患者様一人ひとりに時間をかけてじっくりと施術していますので、完全予約制とさせていただいております。
予約される場合は、予約・お問い合わせのページをご覧ください。
当院では、鍼による施術がメインになります。
「鍼を使わないで施術してください」と言われても出来かねますのでご了承ください。
尚、患者様の症状によっては鍼と併用して「温灸療法」を追加する場合もあります。
当院の特徴のひとつとして症状の部分のみを診るのではなく、繋がりが関係する部分も考慮することにより、根本的な症状改善を目指していきます。
例えば腰の痛みを訴えて来院された場合、痛みを感じているのは腰なのですが、これは症状が腰にあるということにすぎません。
では原因はどこにあるのでしょうか・・・。
この人が仕事で長時間立ちっぱなしであれば、足の筋肉の緊張が腰にまで波及して結果的に腰のみに痛みを発症しているのかもしれません。
またパソコン業務であれば、眼精疲労から首肩→背中→腰といった順番で痛みを引き起こしている場合もあります。
これらの場合、症状は腰なのですが、原因は足の筋肉であったり眼精疲労だったりするわけです。
もちろん重い物を持つ仕事であれば直接的に腰を酷使しているので、この場合は腰そのものが原因であり症状でもあるわけです。
このように当院では症状だけにアプローチするのではなく、その症状がどこからきているのか原因を探り、その部分にもしっかりとアプローチしていきます。
因みにアプローチする部分は、筋肉、神経、東洋医学で言うツボ、経絡になります。
西洋医学的には「反射区」、東洋医学的には「本治法」と言ったりします。
慢性痛とは、長期間にわたって発症している痛みのことです。
当院のような鍼の施術を専門にしている施術院には、慢性的で頑固な筋肉のこり、痛み、しびれを抱えて来院される人が多いようです。
慢性痛の原因のほとんどは深部にある筋肉(インナーマッスル)の強固なこりです。
当院では頑固な慢性痛の人に対して、しっかりと深部に届くように鍼をして効果をあげています。
当院で使用している鍼はすべてにおいてエチレンオキサイドガス滅菌済みの使い捨て(ディスポーザブル)です。
感染などの心配はございません。
初診時の問診で「鍼は痛いですか」「どのくらい深く刺すのですか」と言った質問をよく受けます。
まず鍼灸院で使用する鍼ですが、病院の針とはまったくの別物です。
病院の針は硬くて太さがありますが、鍼灸院で使用する鍼は柔らかくできています。
太さについても鍼の種類によって違いはありますが、髪の毛と同じほどの太さしかありません。
ですので鍼を刺した時の痛みは個人差はありますが、「ほとんど感じない」「多少感じる」程度です。
ただし、鍼が硬い筋肉に入った場合は「ズーン」とした独特の感じがでることがあります。
これは「響き」と言って鍼独特の感覚なので、病院の針のような痛みとは違います。
次に鍼の深さですが、患者様の症状、体質、鍼経験の有無によって違います。
例えば鍼が初めての人や軽微の刺激で十分な効果が期待出来る場合は鍼を深く刺すことはございません(数ミリ程度)。
それとは逆に鍼が慣れている人、深部に鍼をしたほうが十分な効果が期待できる疾患の場合には深部にまで届く鍼をしていきます(~10センチ)。
私自身、鍼の刺激量に関してはとても気を使います。
刺激量がその人にマッチすればとても高い効果が期待できて、早期の改善に結びつきます。