片頭痛の症例-埼玉県さいたま市西区|彩玉鍼灸院

片頭痛の症例-埼玉県さいたま市西区|彩玉鍼灸院

定期的な鍼灸治療で片頭痛の痛みを大幅に抑えた症例です。
片頭痛でお困りの方は、埼玉県さいたま市西区の鍼灸専門院-彩玉鍼灸院をお勧めします。

片頭痛の痛みに苦しむ 20代女性

症状・・・

子供の頃から「片頭痛」持ちである。

 

母親も片頭痛持ちなので、遺伝だと思っている。

 

一旦痛みを発症すると、その日はずっと痛みが続き何もできない。

 

市販の頭痛薬を飲んでいるが、痛みが出ると効かないので、痛みが出そうだと思ったら早めに飲むとそれなりに効いていた。

 

しかし大学を卒業して就職したら、痛みの頻度、程度が明らかに悪化している。

 

最近は、週末になると必ず頭痛発作を発症する。

 

痛みは決まって右目の奥で、ズキズキとした痛みで苦しい。

 

また吐き気もあり、酷い時は嘔吐してしまう。

 

音にも敏感になり、特に高い音(食器が当たる音)等で頭の中に音が響く。

 

首のこりも辛く、首全体が重だるい感覚が辛い。

 

数か月前から病院の頭痛外来を受診して「片頭痛」と診断されて「トリプタン」を処方された。

 

トリプタンは良く効くので助かっているが、痛みの頻度は変わらず、首のこりも変化が無い。

 

ネットでいろいろと調べると「頭痛には鍼灸治療も有効」との記述をよく見かけた。

 

鍼灸治療はしたことが無かったが興味が出て鍼灸院を調べることに。

 

頭痛、鍼灸、さいたま市で検索すると、当院のホームページを見つけ頭痛に関しての説明が詳しく載っていたので来院された。

 

医療面接、身体診察・・・

嘔吐、音過敏があることから、片頭痛のなかでも重度の部類に入ると推察される。

 

トリプタンの服用によって痛みからはかなり開放されているが、痛みの頻度には変化が無く、週に二回~三回は発作が出る。

 

トリプタンの処方は量が決まっているので、月末になるとトリプタンが足りなくなる。

 

触診では、首のこりが激しい。

 

背中の緊張も酷く、精神的にも緊張が強くリラックスできないタイプと推察される。

 

考えられる疾患名

痛みの性状を伺った時点で「片頭痛」なのは間違いない。

 

母親が片頭痛持ちで自分も子供の時からの頭痛持ちなのを加味すると、遺伝性の片頭痛と推察できる。

 

治療方針、経過・・・

  • 片頭痛の頻度、痛みの程度を減らすことを目的とする。
  • 首肩の筋肉を鍼でしっかりと緩める。
  • 背部の筋肉も鍼で緩めて体の緊張を緩める。
  • 右三叉神経第一枝に鍼をして神経の興奮を抑える。
  • 施術の頻度は週に二回のペースで来院していただく。
  • 使用する鍼の長さは4センチの鍼を使用する。
第一回・・・

仰臥位で、右の三叉神経第一枝の領域に鍼治療。

 

伏臥位で、首、肩、背部の筋肉に鍼治療。

 

首を中心に温灸器をかける。

 

第二回・・・

前回の施術で、首のこりは少し楽になった。

 

施術は前回同様。

 

第三回・・・

首のこりは楽になっている。

 

頭痛発作は変化なし。

 

施術は前回同様。

 

第四回・・・

首のこりは楽。

 

頭痛発作はあるが、痛みは少し楽になっている。

 

施術は前回同様。

 

第五回・・・

首は楽。

 

夜も深く眠れるようになった。

 

施術は前回同様。

 

第六回・・・

首は楽。

 

体の緊張も楽になり全体にスッキリした感じ。

 

頭痛発作もだいぶ痛み自体は軽くなっている。

 

施術は前回同様。

 

第七回・・・

体は楽になっている。

 

頭痛も痛みは楽になっている、吐き気も無い、音過敏も無い。

 

施術は前回同様。

 

施術のペースを週に一回に変更する。

 

第八回・・・

体は楽。

 

頭痛もほどんど無い(あっても寝込むほどではない)。

 

薬を飲む回数も減っている。

 

施術は前回同様。

 

第九回・・・

体は楽。

 

頭痛もほとんど無い状態(あっても我慢できるほど)。

 

施術は前回同様。

 

  • 痛みの頻度、程度もだいぶ楽になっているので、定期的な施術頻度に切り替える。
  • 今現在は、二週間に一回のペースで施術を継続している。
  • 定期的に施術をしているので、症状も今のことろ落ち着いていて薬の量も減っている状態。

 

考察・・・

今回の症例は典型的な「片頭痛」です。

 

片頭痛は一般的に遺伝性で、片頭痛持ちの人の両親どちらかが片頭痛持ちという人は多いようです。
片頭痛(遺伝)
片頭痛は未だにしっかりとした原因がわかっていないのですが、有力な説としては、「血管が拡張して三叉神経を刺激すると発痛物質を放出して痛みを発症する」といった説です。

 

また片頭痛の発作を引き起こす原因ですが、これも個人差があり、ストレスからの開放、首のこり、光・匂いの刺激、睡眠不足(過多)等、多岐にわたります。

 

実は私自身、片頭痛持ちです(母親の遺伝です)。

 

私の場合は、長時間の車の運転、光の刺激で片頭痛が出やすいです。

 

一旦、片頭痛の痛みが出始めると何をやっても痛いです。

 

特に目の奥のズキズキとした痛みは経験した人でないと分からない程と痛みです。
片頭痛(目の奥の痛み)
さて、この片頭痛ですが近年ではトリプタンをはじめ様々な治療薬が登場しています。

 

新薬の効き目は凄いようで、片頭痛の痛みから開放されている方は増えているようです。

 

ただ新薬は保険が適応されても値段が高く、すべての人が恩恵にはあずかれないようです。

 

しかしこれらを加味すると、片頭痛の痛みの治療は西洋が勝っています。

 

片頭痛の方にお話を伺っても、頭痛の痛みを発症した場合、治療薬を飲むとほとんどの場合において痛みが軽減するようです。

 

それとは逆に片頭痛の痛みを発症している状態で鍼灸治療をすると悪化します。

 

これは当たり前のことで、ただでさえ血管が拡張してズキズキと痛いのに、鍼灸をして余計に血行を良くしたら痛みが悪化するに決まっています。

 

ですので個人差はもちろんあるとは思いますが、発作が起きているときは治療薬を飲んで、できれば暗い部屋で横になっていましょう。

 

保冷剤等があれば、痛む部分をしっかりと冷やしましょう。

 

片頭痛に対しての鍼灸の役割って・・・

では片頭痛に対して、鍼灸治療は無効なのかと言えば実はそうではありません。

 

鍼灸治療は片頭痛の予防に効果があるからです。

 

片頭痛は、何からの原因で痛みが出ます。

 

その原因は様々ですが、ほとんどが身体的、精神的なストレスが引き金になっています。
心身ストレス
鍼灸治療は、このような身体的、精神的なストレスにアプローチすることが得意です。

 

ですので定期的に鍼灸治療を受けることによってこれらのストレスが軽減すれば、二次的に片頭痛の原因を抑えることが可能となります。

 

現に当院には片頭痛で来院されている方は多くいらっしゃいますが。

 

(症状が無い状態で)定期的に鍼灸治療を受けている場合、明らかに頭痛の頻度が減ってきます。

 

例えば、週に二回は片頭痛を発症していた人が、二週間に一回に減ったとか。

 

また、痛みの程度も減らすことも可能です。

 

例えば発作が出ると「嘔吐」する「痛みが強すぎて寝ているしかない」等の重症だった人が、「痛みはあるが何とか我慢して動くことができる」といった痛みの軽減ができているようです。

 

このように片頭痛の症状が無くても、週に一回とか週に二回程、鍼灸治療をしていると心身ともに良い状態になり、片頭痛のリスクを減らせるわけです。

 

関連ページ・・・
首、肩こり・・・「得意な疾患より」
緊張性頭痛・・・「得意な疾患より」
緊張性頭痛・・・「症例集より」


 

 

疾患症例集について・・・

臨床経験のなかで、特に印象が強かった症例をできる限り分かりやすく掲載しています。

 

これをご覧になって、ご自分の症状と似ている部分があれば施術方針の参考にしてください。

 

尚、ご自身の抱えている症状が当院の施術で改善するのか、詳しく知りたい場合は遠慮なくご相談ください。