鍼灸医学 | 埼玉県 | さいたま市西区

鍼灸研究所-鍼灸(はり きゅう)彩玉鍼灸院|埼玉県さいたま市西区

鍼灸研究所

鍼灸科学

鍼灸研究所にようこそ・・・。

 

鍼灸という医学は、4千年前から脈々と受け継がれていた医学です!

 

そんな鍼灸医学ですが、近年EMB(根拠のある医学)として、WHOに認定されるまでになりました。>>漢方や鍼灸WHO認定へ

 

これらを踏まえ、鍼灸のような東洋医学に関しても、西洋医学に必須な「エビデンス」・・・つまり科学的な根拠は必須だと思います。

 

現在、鍼灸は徐々に研究が進んでいて、エビデンスのある科学的、医学的なデータが数多く報告されています!

 

私自身、この鍼灸という奥深い医学を多くの皆様に知っていただきたいと考え、できるだけ簡素に説明できればと思っています。

 

ですので、このページではあくまでも「科学的な解釈での鍼灸」をご紹介していきます。

 

 

鍼灸にエビデンスはあるのでしょうか・・・

 

研究

 

エビデンスとは「科学的根拠」のことです!

 

俗に言う「現代医学」とは、西洋医学のことを指しますが、西洋医学はエビデンスの医学です。つまり科学的根拠の上に成り立っているわけですね。

 

それに比べ、鍼灸を含む「東洋医学」は、経験医学と言われ、先人たちの経験から成り立っている医学です。

 

では、鍼灸にはエビデンスはないのでしょうか・・・?

 

これに関しては、徐々にではありますが、研究している機関があり、ゆっくりではありますが科学的根拠として解明されてきてはいるようです。

 

私が所属している「全日本鍼灸学会」では、特に鍼に対しての科学的な研究が盛んで、鍼を行うことによる様々な生体反応を論文で発表しています。

 

※「ここまでわかった鍼灸医学‐基礎と臨床との交流」解説

 

とはいうものの、鍼灸に関してのエビデンスはまだまだ分からないこと・・・怪しい部分も多々あり、100%解明できているわけではありません。

 

さらなる研究が進み、確固とした鍼灸のエビデンスが確率されることを望みます。

 

 

鍼と脳内物質・・・

 

鍼を身体の特定部分に刺し、刺激を与えると脳から「セロトニン」「ドーパミン」「βエンドルフィン」という脳内物質が放出されることがわかっています。

 

脳内物質

 

 

  • セロトニン
  • 「幸せホルモン」とも呼ばれています。この物質が減ると「うつ病」になるともいわれています。セロトニンは、副交感神経を活性化して痛みを緩和する作用があります。

  • ドーパミン
  • 「神経伝達物質」とも呼ばれています。つまり脳で考えて行動に移すとき、この物質が必要なのです。ちなみにドーパミンが不足すると「パーキンソン病」が発症します。

  • βエンドルフィン
  • 「快楽物質」「脳内麻薬」と呼ばれたりしています。βエンドルフィンは、鎮痛効果が非常に高い物質として有名で、癌の痛みを抑えるモルヒネの6.5倍の効果があると言われています。

 

要するに、鍼をすると脳内物質の観点からすれば・・・「痛みを緩和することができる」となるわけです!

 

 

鍼をすると、何故血行が良くなるの・・・?

 

鍼(血行)

 

鍼をすると、鍼をした組織の周りの血流量が増えることがわかっています!!

 

では、どのような機序で血流量は増加するのでしょうか・・・?

 

鍼(刺激)をすると、その周囲に「軸索反射」という特殊な反射が起こります。

 

この軸索反射により、神経の終末から「カルシトニン遺伝子関連ペプチド」という物質が放出されます。

 

このカルシトニン遺伝子関連ペプチドは血管を拡張させる作用があるので、その影響で血流は増加するのです!

 

尚、カルシトニン遺伝子関連ペプチドには血管拡張作用の他に、「心拍数減少」「心筋収縮力増大」「炎症」にも関連すると言われています。

 

毛細血管
特に細い血管(毛細血管)の血流量は増大するようです。

 

毛細血管は、皮膚、筋肉等のあらゆる組織に存在していますので、これらの血管内の血流量が増加すると、皮膚の新陳代謝、筋肉の老廃物の除去が活性化されます。

 

 

鍼灸で「コリ(筋肉)が緩む」しくみとは・・・。

 

鍼で筋肉緩める

 

 

体に鍼をするとどうして筋肉のコリ(緊張)がゆるくなるのでしょうか・・・?

 

これには大きく分けて二つの生理学的反射が関係します。詳しく説明していきます。

 

まず一つ目は「交感神経の過緊張を鍼で緩める」です。

 

交感神経は自律神経のひとつで、主に緊張したときに反応する神経です。

 

この交感神経ですが、骨格筋を直接支配していることがわかっています!

 

つまり交感神経が過緊張を引き起こすと二次的に骨格筋(要するに筋肉)が緊張を引き起こしてコリが発症します。

 

ですので日常生活では、過度のストレスが続くと慢性的に筋肉が固くなってしまうわけです。

 

そこで、固くなっている筋肉や関連する皮膚に鍼をすると「オキシトシン」というホルモンが活性化されることがわかっています。

 

オキシトシンは幸せホルモンとも呼ばれ、様々な効果が確認されていますが、そのなかのひとつに自律神経を安定させるといった作用があります。

 

要するに過度の交感神経緊張状態にあるときに、オキシトシンが分泌されると副交感神経が活性化して、相対的に交感神経の緊張を下げて二次的に体の緊張を緩めるのです。

 

 

そして二つ目ですが・・・。

 

これは直接、筋肉のコリの部分に物理的に鍼を刺すことによる作用です!

 

例えば腰の大腰筋という筋肉が固くなった場合・・・大腰筋に直接鍼を刺すことにより筋肉に微細な傷を作ります。

 

傷ついた筋肉は、それを修復するべく周りの毛細血管を拡張させて栄養を送るべく血液をたくさん流します。

 

この作用により、筋肉中に溜まった「老廃物」や「発痛物質」が血液とともに流れていきます。

 

この結果、固くなっていた筋肉には新鮮な酸素、栄養が送り込まれ結果としてコリが緩むのです!

 

 

その他にも様々な作用が確認されてきていますが、大まかには上記の二つの作用が大きいと私は推察しています。

 

 

 

慢性痛と側坐核の関係・・・

 

慢性痛(イラスト)

 

痛みがあるのに検査をしても異常なしと診断され、三か月を過ぎても相変わらず痛みが続いている。

 

そのような状態を一般的に「慢性痛」といいます。

 

そして今現在、慢性痛に悩む人は増え続けてるようで、日本では2300万人を超えているそうです!

 

そしてこの慢性痛、今までは体がどのような状態になっているのか作用機序がよくわかっていませんでしたが、最近になって徐々にわかるようになっていきました。

 

ずばり、慢性痛で苦しんでいる人は「脳」に原因があることがわかってきたのです!

 

例えば、慢性痛の人の脳の血流量を調べたところ、健康な人と比べ、脳の血流量が著しく低下していることがわかっています。

 

また、脳のなかでも「側坐核」という部分が慢性痛にとても重要な役割をしていることもわかっています。

 

ここで側坐核の役割を簡単に説明してみます。

 

側坐核(イラスト)

 

体の部分に痛みを発症した場合、脳にある側坐核が痛みの信号を受け取り「痛みを和らげる物質」を放出します。

 

これにより、人間はある程度の痛みがあっても痛みを無視して生活できます。

 

しかし、何らかの原因(主にストレスが多い)によって側坐核の働きが低下すると、痛みの信号をキャッチしても痛みを和らげる物質を放出しなくなります。

 

この状態が続くと「痛い」という感覚にいつまでも悩まされることになるのです!

 

ではどうすれば側坐核が元気になるのでしょうか?

 

よく言われるのは、趣味や日々の達成感、充実した日を送る等、要するに脳を喜ばせることを積極的に行うと良いようです。

 

それとは逆に、ストレスは極力避ける(減らす)ことも重要です。

 

しかしストレス社会といわれる現代で、これらのことがしっかりとできるかどうかは疑問でもあるのですが。

 

 

 

 

得気について・・・

 

当院では、主に筋肉の緊張、拘縮等を緩めることを重要視して施術を行っています。

 

原因になっている筋肉、関連する筋肉を探し、その部分に鍼をするのですが、鍼が筋肉の硬い部分に入ると個人差はありますが「ズーン」とした感覚がでることがあります。

 

そもそも筋肉内には、知覚を司る神経線維があるのですが、これを鍼で刺激すると「軸索反射」という反射がおこります。

 

この時の反応が「ズーン」とした刺激反射として現れるのです。

 

東洋医学では「得気」といいます。

 

得気の反応がでると、血管拡張物質が放出されて血管が広がります。

 

血管拡張が起こると、筋肉内にある疲労物質、老廃物、炎症物質等が流されるので、それに伴って筋肉の緊張(コリ)が改善していくのです。

 

そして筋肉の緊張が改善すると、二次的反射として痛み、シビレも改善していきます。

 

尚、得気は個人差がありますので、筋肉内に鍼をしても感じやすい人もいればほとんど感じない人もいます。

 

ですが得気を感じない人でも、身体的な作用は起こりますので問題はありません。

 

得気

 

※得気は独特な響きですが、慣れてくると「気持ち良い感覚」と言う人も多いようです!

 

 

 

好転反応について・・・

 

非常に稀なのですが、患者様の症状によっては鍼をした部分が逆に痛くなることがあります。

 

特に慢性的で頑固な筋肉の緊張がある患者様で、尚且つ「鍼がはじめて」、「初診の患者様」に発生することが多いのですが。

 

何故このようなことが起きるのかというと、そもそも慢性的に筋肉が極度に硬くなっている人は、筋肉が硬くなりすぎてその中を走っている神経が極度に圧迫を受けます。

 

圧迫を受けた神経は、その状態が長く続くと麻痺をおこしてしまい、痛みを感じづらくなってしまうのです!

 

そこを鍼治療して一気に緩めると、神経の圧迫が取れるので結果として神経の感覚は復活して本来の痛みのパルスを発生するようになります。

 

このような状態になると、人によっては「痛みが増した」と勘違いされる場合もあるのです。

 

しかし、筋肉がしっかりと緩んで神経が復活したときの反応ですので、時間が経ったり、数回治療していけば暫時好転していきます。

 

この一連の流れは「好転反応」といって、あくまでも症状が良くなっている過程での反応で、悪化しているわけではありませんので心配しないでください。

 

激しい筋肉のこり

 

※好転反応は、慢性的で頑固な筋肉のコリを一気に緩めると起きやすい反応と言えます!

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